唐辛子を食べると、体が熱く感じたり、汗が出たりすることはご存じのことと思います。
辛味成分「カプサイシン」を摂取すると、副腎(交感神経)が刺激され、アドレナリンの分泌が高まります。その刺激により、脂肪組織では脂肪(トリグリセリド:TG)から遊離脂肪酸への分解が促進され、肝臓では蓄積されているグリコーゲンがグルコースへと分解されます。
このグルコースと遊離脂肪酸という2つのエネルギー産生基質が、血液により末端組織へ運ばれてエネルギーとして燃焼されます。このエネルギー代謝が促進された結果を体熱産生の増大(体温の上昇)や発汗として感じることになります。
この体熱産生の過程で生じる脂質代謝の促進(脂肪分解)は体脂肪の減少へとつながります。
唐辛子を食べると、体が熱くなるように感じたり、発汗があらわれたりします。これはエネルギーが活発に消費されるために起こる現象です。
体内に辛味成分カプサイシンが入ると、小腸から吸収されて血液中に入り、血液によって脳へと運ばれ、内臓感覚神経に働きかけ、副腎からアドレナリン(ホルモンの一種)分泌を促します。
その結果、エネルギー代謝が盛んになり、血行がよくなって体温が上がります。そのため運動をしなくても、アドレナリンがエネルギーの代謝を高め、備蓄した皮下脂肪を燃焼し、熱くなり、エアロビクスやジョギングなどの有酸素運動並みの汗が出てくるわけです。そのとき発散された熱のおかげで、体が温まり血行が良くなると冷えやむくみも改善されていきます。
運動による脂肪燃焼とは異なり、カプサイシンには即効性があり、食後すぐに脂肪を燃やし始めることからダイエットに非常に効果的なのです。さらに適度な量のカプサイシンを摂り、運動を並行して行えば、なおダイエット効果が期待できます。
またカプサイシンは、体脂肪を燃焼させて肥満の防止に役立つのみならず、代謝を良くし持久力強化、炭水化物の消化を助け便秘を解消し美肌づくりに役立つなど様々な作用が報告されています。
なお健康的なダイエット法としてカプサイシンによるダイエットは、唐辛子を大量に食べるよりも、サプリメント(栄養補助食品)で適量を摂ることをお勧めします。
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