LFKとは、L(=Lysed=溶解した)+FK(=乳酸菌エンテロコッカス フェカリスFK-23菌)の意味で、エンテロコッカス・フェカリスFK-23菌を特殊処理にてより細かく砕いたものです。
健康なヒトの腸内に常在する腸球菌エンテロコッカス・フェカリスの研究を進め、エンテロコッカス・フェカリスFK-23菌を発見しました。
この菌体は、丸い形で約1ミクロン(1ミリの千分の1)の大きさです。
乳酸菌FK-23菌を特殊処理で細かく砕いたものはLFKと呼ばれています。
乳酸菌エンテロコッカスフェカリスFK-23菌
乳酸菌は、ヨーグルト、味噌、チーズなどに利用され、昔から健康維持によいことが知られています。
エンテロコッカス フェカリスFK-23菌は、健康なヒトの腸内に多く常在する乳酸菌で、約1ミクロン(1ミリの千分の1)の丸い形をした小さな乳酸菌です。生きた菌体より加熱処理した菌体(加熱処理菌体)の方が、健康維持に役立つことが長年の研究の成果によりわかりました。
● 赤ら顔(酒さ)、接触性皮膚炎、にきび、肌荒れが気になる方
● 便秘
● 高血圧
● 花粉症、鼻炎などのアレルギー
LFK(乳酸菌FK-23菌抽出物)は以下の特許を所得しています。
(日本国特許第2889481号、第2889491号 血圧治療剤)
(日本国特許第2944662号 酒さ治療剤)
(日本国特許第3040744号 抗アレルギー剤およびその製造法)
エンテロコッカス・フェカリスFK-23菌は、細胞壁と呼ばれる固いカラに覆われています。
そのため、菌体の中に入っているいろいろな成分が閉じこめられているのです。
ニチニチ製薬は、特殊処理をすることで、この菌体内にある成分を抽出することに成功しました。
これがLFKです。
このLFKには、エンテロコッカス・フェカリスFK-23菌由来の核酸成分(特に核酸RNAが多く含まれています)、ビタミン、ミネラル、タンパク質などがバランスよく含まれており、私たちの健康維持に役立つ食品形態となっています。
「生きた乳酸菌含有食品」は、乳酸菌含有食品を摂取し、その乳酸菌を腸内で増やし体を健康にするというものですが、LFKのフェカリス菌は「処理をした(生きてない)乳酸菌」です。
イメージ的には生菌のほうが体に良さそうですが、この特殊処理によってフェカリス菌体内の物質が腸内から吸収されやすいようになり、LFKを摂取することで、通常の生きたフェカリス菌を摂取するよりも早く、確実に腸内環境を整え、体質改善にも高い効果を示すことが確認されました。また、粉砕された細胞壁は、オリゴ糖や食物繊維と同じ性質をもっているため、腸内にもともといる善玉菌を増やし健康を維持し、腸内の便通も改善することができます。
花粉症は多くの植物の花粉が原因となりますが、その内約8割がスギ花粉症といわれています。また、その羅患率は全人口の10%を超えると推定されています。スギ花粉症に対する治療には、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、局所ステロイド薬、鼻閉の強い症状では抗コリン薬の使用などが行われていますが、そのいずれもが対症療法であり、根本的な治療には成り得ません。
ところで、LFKには動物モデルを用いた1型アレルギーに効果が見られました。
マウスにLFKを28日間経口投与し、卵白アルブミンまたはスギ花粉を感作抗原として用い、抗原抗体反応による血管の透過性を調べました。(アレルギー反応が強いほど血管透過性が大きくなることを利用しています。)
そこでマウスの尾静脈に青い色素を注入しておと、血管透過性が大きくなるに従い、その青い色素が血管から皮膚へ漏れてきます。この皮膚の色素の量を測定することでアレルギー反応の強さが調べられます。
この結果、LFKの投与量に依存して血管から漏れ出る色素量が減少する、つまり用量依存的にアレルギー反応を抑制することが分かりました。
また、抗ヒスタミン剤のケトチフェンとの併用効果を調べたところ、LFK、ケトチフェンそれぞれ単独に比べて併用での効果が強く見られました。
最近の研究からLFKは、経口投与でマウスの好酸球、つまりアレルギーの原因となる白血球の遊走を阻止する事が分かりました。つまり、市販の抗ヒスタミン剤のようにヒスタミンの遊離の抑制による対症療法ではなく、根本的なアレルギー発症の抑制が期待できるのです。このように、LFKと抗ヒスタミン剤は作用点が異なるため両者の相乗効果も見られます。このことは動物モデルのみならず臨床試験でも観察されています。
多くの女性はいつもきれいな白い顔でいたいと願っています。その為、美白化粧品やUV(紫外線)カット化粧品などを用いて肌のコンディションに気を使っています。しかし、中高年または時々若い人にも「酒さ」と呼ばれる原因不明の「赤ら顔」が見られることがあり、美白を求める女性の大きな悩みとなっています。
しかし、病院で何とかこの「赤ら顔(酒さ)」を治してもらおうと思っても原因不明のため、有効な治療方法がありません。唯一、ミノマイシンというテトラサイクリン系の抗生物質を用いて治療しますが、長期の使用は顔に色素の沈着や腎機能に障害がでることもあります。
LFKは、「赤ら顔(酒さ)」に対しては以下のような臨床知見が得られています。
「赤ら顔(酒さ)」の病変を有する患者に1日あたりLFKを1g飲用してもらい、その効果を医師の視診に基づいて、紅斑、毛細血管拡張、顔面潮紅、全般改善について判定しました。
4週間のLFK飲用での全般改善度で、軽度改善以上の効果を示したものが、9例中7例認められ、紅斑、毛細血管、顔面潮紅のそれぞれの症状においてもミノマイシンとほぼ同等の効果が認められました。
作用機序としては、LFKの多核白血球の遊走阻止、または活性酸素産生の抑制、あるいは腸内細菌叢改善による腸内異常発酵の抑制が考えらます。また、ミノマイシンは「ニキビ」の治療に用いられることから、このミノマイシンと同等の効果を示すLFKは「ニキビ」に対しても有効な可能性が高いと考えられます。
乳酸菌は腸内でビタミンB1・B2・B6・B12・K、ニコチン酸、葉酸などを合成し、その一部が吸収利用されると報告されています。また、腸内環境が乳酸菌(善玉菌)優勢の状態にあると、様々な栄養成分の吸収効率が良くなるといわれています。さらに、腸内の細菌の働きの変化と老化は関係が深く、老化とともに善玉菌の比率が下がるという研究報告もあります。
料理では刺身のツマや薬味など脇役ですが。しそ(大葉)は食効・栄養価とも抜群です。
(紫蘇とは、紫色で生命を蘇らせるの意味)
シソエキスの主成分の一つは必須不飽和脂肪酸α-リノレン酸で、シソエキスには免疫を調整する働きが認められ、「花粉症やアトピーなどアレルギー症状を緩らげる」「血行を良くする」などの効用があります。
また、α-リノレン酸は活性酸素を抑え脳細胞の活性化に役立ち、神経の安定につながることなども期待されています。
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